彼の伝記の本を読んで思ったことは、お金のためではなく何か自分に興味があることに没頭することの大切さを感じました。彼の場合は幼い頃からコンピューターに関することが好きで家のガレージで友達といろんな開発をしたりし、その経験がのちのアップル設立につながっています。おそらく億万長者になろうとしてアップルの設立をしたわけではないと思います。一度アップルから首になっても、他の会社で自分の好きなことをやり続け最終的にその会社がアップルに吸収されアップルの幹部に戻っています。
こんなジョブズ氏のストーリー。情熱を向けられる仕事をみつけて、集中して根気よく続けることは簡単なことではないです。
PhD課程の友人の中には未だにどのような分野(母子保健?保健システム?HIV、国際保健?アメリカの保健?などなど)でキャリアを積んでいけばわからず、いろんな分野に突っ込み過ぎて自分を見失って大変そうな友人がいます。特に友人の就職活動は大変そうです。よく相談に乗っています。
私は幸いなことに比較的若い頃に好きな仕事を見つけることができました。24歳でミャンマー国境の難民診療所で働きはじめ、将来は絶対に難民や移民の健康分野で活動したいと思い、かれこれ9-10年近くなります。大学院生になって都内の病院で働いていたときよりもはるかに節約し毎日を過ごしていますが、この分野でここまで勉強し続けられることに感謝し、病院で働いていた頃よりもずっと幸せです(お金と幸せはいつも同等ではないと時が経ってから実感します)。
おそらく今後のキャリアもこの分野(難民、移民の健康)から外れないで歩んでいくと思います。国際保健で何かをしたいと思い、このブログを読んでいる方いるかもしれませんが、実際に途上国にでて自分が情熱を見つけられる分野を見つけ勉強したり、働いたりすることが末長いキャリアを構築するヒントになるかもしれません。逆に途上国で働くことあんまり向いてないなと感じ、キャリアを修正する人もいるかもと思います。
最後にスティーブ・ジョブズ氏の有名なスピーチ。観てない方はご覧ください。
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