2015年6月6日土曜日

PhD学生の仕事

6月に入って一週間で頭が白髪になるのではと思うくらい、仕事が忙しく夏が怖いです。

学内にあるUSAID(米国開発庁:日本で言えばJICA)の下で運営されている研究機関のリサーチアシスタントとして働き始めました。週30時間です(本当はフルタイムで働くレベルの仕事なのですが、他の仕事と研究が忙しくて不可能!)。

仕事の内容はFamily Planning(家族計画)とHIVのIntegration Indicator Reviewというものです。簡単に言うと途上国にあるHIVの治療や予防サービスを提供している医療機関がどのように家族計画に関するサービスを提供しているのか評価しなければいけません。その評価基準を見直すのが私の仕事です。その見直しによってUSAIDの現在使用している家族計画とHIVの評価基準が変わるかもしれません。

毎日家族計画とHIVの世界中の文献を読み漁っています。主にアフリカですが未知の世界です。私の仕事はMonitoring and Evaluation(M&E: モニタリング評価) という分野に入るのですが、秋学期にMonitoringコースのTeaching Assistantをする予定なのでとてもためになります。

この週30時間の仕事に加えて、新規事業として始まったのが、ニューオーリンズ市保健課と共同研究でベトナム系アメリカ人の健康問題、保健サービスアクセスについての評価も仕事として開始しました。これはマーク先生(担当教官)とニューオーリンズ市保健課がお給料(謝金)を出してくれます。成功すれば大きな事業に展開する可能性があるので、プレッシャーです。この仕事の声をかけてくれたのはマーク先生です。

ニューオーリンズ市保健課とのミーティングに突然呼び出され、

マーク先生:「アイコのベトナム移民の論文はとても素晴らしかったよ。市の保健課と健康関連のニーズアセスメントをするのだけど、主研究者にならない?この夏はニューオーリンズにいるんでしょ?」(アメリカ人は人を大げさに褒めるのが本当に上手!)

私:「えっと、先生M&Eの仕事で週30時間働いているのと、ヒューストンの研究もあるのですが。。。」

マーク先生「Yes,You can do it!」(あなたオバマ大統領ですか。。。汗)

私:「はあ(汗)。I can do it?」

こんな感じで2つの仕事が同時並行して始まりました。マーク先生のハーバード大学、ミシガン大学、ニューヨーク大学などと共同している研究(カトリーナ10周年からみたベトナム移民の健康やニューオーリンズ市民へのカトリーナの影響について)の会議にも参加させてもらい、マーク先生がStrategic(戦略的)に私の博士論文テーマをハリケーンカトリーナとベトナム移民へ移せないか駆け引きを始めだした気がします(この内容はPoliticalで深い問題なのでまた後日書きます)。

会議続きで忙しかった今週1週間に加え、来週はなんと私が特別講師として社会学部の学部生に移民と健康について授業をする予定です(パワーポイントがまだ未完成でやばい!)。

コピーロボットがほしい。一日の85%は学校の仕事や研究関連のことを考えて最近は眠りが浅いです。早く慣れて軌道に乗ってほしいです。






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