6月20日は世界難民の日でした。私はミャンマーからの難民、移民をはじめとし、世界で困難に直面している難民、移民の健康を守る仕事をプロとしてしていきたいと思っているので今年の世界難民の日もいろいろと考えていました。
先日大学内で社会学部生向けの授業、Immigration Policy(移民政策)というコースでゲストレクチャーとして授業をさせてもらいました(特別講師として英語で1時間授業をさせてもらうのは初めてで緊張しましたが)。内容は「カレン族難民と健康」でした。
ニューオーリンズにはカレン族の難民が住んでいないので、学生さんのほとんどがカレン族の存在を知らなかったのですが、授業では活発なディスカッションが進み、世界中から難民、移民を引き受けるアメリカの学生さんたちが将来カレン族の難民を身近な存在として感じてもらえたらなと思いました。
写真はタイとミャンマー国境にあるメラ難民キャンプの小学校授業風景。
先週ニューヨークタイムズに載っていた記事が世界の難民問題について写真とともにわかりやすく伝えているのでリンクを載せたいと思います(下記)。
国連の調べによると難民の数は第2次世界大戦後、過去最多だそうです。その多くはシリア、イラクからの難民をはじめとし世界中に散らばっています。
ニューヨークタイムズの記事ではミャンマーからのロヒンギャ難民についても掲載しています。
アメリカにいると多様なバックグランドをもった人たちと出会います。
イラク、ベトナム、ミャンマーから第三国定住した友人たちにアメリカで知り合うことができました。
大学院内で出会った私の仲の良いアフガニスタン人の女の子は、タリバン政権時代にアフガニスタンの中で教育を受けることができなかった(タリバン政権は女性の教育を禁じている)ため、家族とともに隣国のパキスタンに移動し、10年間母国から離れるほか選択肢がなかったと聞きました。
同じ大学で修士課程時代に出会ったシリア人の医師はいったい今どこにいるんだろうともあのシリアの内乱当初からずっと考えています。
今は大学院の中で勉強することしかできませんが、難民、移民の健康問題に携わるべく早く現場で仕事がしたいです。
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