2016年2月7日日曜日

今度の上司は3人の子育てをするママ

1月からカンボジアの母子保健サービスの利用状況とその妊産婦からみた財政的困難を評価するというプロジェクトでリサーチアシスタントとして働いています。プロジェクトは大学院の教授がコンサルタントして受けているプロジェクトでカンボジアの保健省、ケアインターナショナル、セーブザチルドレンなどの国際NGOが関わっています。

昨年関わっていたUNFPA(国連人口基金)のミレニアム開発目標評価プロジェクト(指標5の妊産婦の健康改善)は正式には終了したものの、まだ報告書の修正などに関わっています。本当に長いプロジェクト。偶然なのか私の最近の仕事内容は母子保健に関するものが多いです。

今回のブログは私の新しい上司であり、3人の子育てをする助教授について話をしたいと思います。

先生から3人の子ども(10歳、6歳、3歳)がいて家は本当大変なのよ~!と聞いたときはびっくりしました。30代前半に見えて私よりも小柄な先生(アメリカの白人女性にしたは珍しく155センチほどの身長)が3人のお子さんを育てる40歳のお母さんとは一緒に働くまで知らなかったからです。

先生のだすオーラがアジア人のようにおっとりしていて(小柄でカンボジアに4年住んでいたため?笑)、近づきやすく先生との会議のときには子育てと仕事の両立の大変さについて世間話をしたりています。たぶん私が家庭と仕事の両立をすることが大変だとわかっているためか、先生から

「Aiko-!今週の土曜日空いてたらレポートのまとめをしてほしいのだけど大丈夫?(月曜日にドナーへ提出予定)マルディグラス(謝肉祭)のパレード中にこんなお願いをしてごめんね。でも助けてくれたら本当に助かる!(←先週末も先生のプロジェクトレポートを急いで書いていました汗)」

などと休日にでも仕事を頼まれます。

先生のお子さんたちはきっとママとパパと土曜の昼パレード見に行きたいだろな(今ニューオーリンズは謝肉祭パレード真っ只中で来週火曜日まで毎日パレードです)。。。。よし!やりますか。。。と仕事を引き受け今日は土曜ですが一日報告書のまとめをしていました。

女性としてキャリアと育児を両立させようとしている上司は私のモデルにもなるし、応援したくもなります。

大学の学科内のフロアでは現在子育て中の女性教授陣ばかりです。私のオフィス前の先生は「搾乳中のためドアをノックしないでください」というプレートをかけて搾乳されています(10カ月の赤ちゃんがいるママ)。理解力がありサポートしてくれる旦那さんや家族の存在、ベビーシッターを雇うだけの経済力はこの両立に不可欠なものかもしれません。

ただ日本の大学院では育児と仕事を両立している女性の先生は少ないだろうなと考えられずにはいられないです。

今の先生も私の同じように30代前半で博士課程に進学し、勉強中に32歳、34歳と赤ちゃんを2人出産しました。

「博士課程に出産したほうがいいわよ~。フルタイムで働き始めたら産前、産後休暇取りづらくなるからね!」と今の上司に言われ、他の子持ちの女性教授陣にも言われました(笑)。

育児と仕事を両立している先生たち、大変なことは多いだろうけどかっこいいです。刺激になります。私のブログが今後マタニティーブログになることがあれば楽しいだろうな(今のところ予定はないですが汗)。

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