2016年2月9日火曜日

12 Years a slave それでも夜は明ける

マルディグラス(謝肉祭)中に観たかった映画をみました。12 Years a slaveというタイトルの映画です。日本でもずっと前に公開されていて「それでも夜は明ける」というタイトルで観れます。



映画内容はアメリカの南北戦争が終わる前の1840年代の黒人奴隷についてです。映画は実話に基づくものです。

舞台のはじまりはニューヨークで自由黒人(奴隷ではなく一般人)として働いていた男性が突然誘拐され、ニューオーリンズで黒人奴隷として売り飛ばされるところから始まります。

ニューオーリンズ郊外にある綿農園などで強制労働をさせられた黒人奴隷。奴隷に対する雇用主の非情な暴言、暴力。画面に目を受けるのがとてもつらかったです。

私の仲の良い友達には黒人の友達もいるので、彼らがこの映画を観るのはどんな気持ちなんだろうかと考えさせられずにはいられませんでした。

ニューオーリンズの街は今だに黒人が住むエリア、白人が住むエリア、黒人が通う教会、白人が通う教会等と自然に分かれています(もちろん法律では決まっていません)。黒人のホームレスの数は圧倒的に多く、無職の黒人が多いです。1960年代までアメリカで差別は合法化されていたと思うので彼らは不利な立場から社会で共存しています。

人種問題に興味がある方、アメリカに留学する予定の学生さん、ニューオーリンズに観光に来られる方等にぜひみてもらいたい映画です。





0 件のコメント:

コメントを投稿