春学期がはじまりました。今学期の科目が博士の学生にとって一番大変だと言われています。以下、今学期で履修予定の科目です。
Epidemiological Methods Ⅱ(疫学2)3単位:Observational epidemiology(コホート研究など)の評価、比較。交絡因子、バイアス、effect modificationなどの違いを理解する。SAS(統計ソフトウェア)を用いObservational epidemiology studiesの立案、分析を行う。
Advanced Research Methods for Global Health(国際保健のための上級研究手法)3単位:Linear regression models, multiple regression analysis, instrumental variables, two stage least squares, propensity score matchingなどの難解な分析方法を勉強します。この科目ではDataセットを用いてStata(統計ソフトウェア)で勉強します。
Applied Interdisciplinary Theory for Global Health Research(国際保健研究のための学術的理論の応用)3単位:公衆衛生、社会科学とは何ぞやなどの哲学から、理論的な展望(Positivism, Post-positivism, Constructionismなど)、Conceptual modelsの組み立て方などを勉強します。
Propensity score matchingとか聞いたことない人も多いと思います。私も実際にソフトウェアを使い分析したことはありません。上級研究手法のクラスは未知の世界すぎて怖いです。
新しく始まった授業で先生が言った言葉が印象的でした。
Your dissertation cannot change the world. The most important thing is to graduate from the PhD program as soon as possible. Don't stay in the program for many years.
(君たちの博士論文で世界を変えるなんて思うな。一番重要なことはできるだけ早くにこのPhDプログラムから卒業することだ。長い年数このプログラムにいてはだめだ。)
私も納得です。所詮私たちのレベルはpeer review articleを書くようなレベルです。だらだら最長7年も博士課程にいた結果卒業できない人も結構いるようです。途中で研究に向いていないかもと思い退学する人や、家族の理由(近親者の死が一番多い)で卒業せず辞めてしまう人もいます。
私もできることなら早く卒業したい。 目標は3年から4年の間です。
卒業して早く途上国の現場で働きたい。
途上国で行われている国際保健に関連したプログラムに本当に意味があるか、受益者へ保健サービスを効率的に届けるためにはどうしたらいいか、博士で勉強したことを現場で実践したいです。
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