2016年12月31日土曜日

2016年の終わりに

あと1日で2016年が終わろうとしています。ニューオーリンズは地球温暖化なのではないかと思うほど温かく、ここ1週間は日中最高気温摂氏25度、最低気温17度、湿度90%以上でした。毎日蒸し暑く、エアコンをつけるときがあり、冬とは信じられない感じでした。今日は気温が少し下がり日中14度。来週も20度の日々が続くらしいです。冬用のコート今年は一度も着ていません。

2016年を振り返ってみるとプライベートは流産をしたり、高額な歯医者に通わなければいけなかったり大変なこともありましたが、学業はとても順調だったと思います。総合試験も研究提案書の口頭試験も計画通り無事に合格し、論文も共著で2本、USAID(米国開発庁)とMEASURE Evaluationが出すHIVと家族計画のレポートにも共著として出版され、思ったよりもたくさんのことができたのではと思います。来年は無事に卒業し、難民、移民に関する仕事を見つけることができればと思います。

2017年早々にはアメリカの大統領就任式があります。2016年はイギリスのEU脱退にはじまり、世界各地がナショナリズムに向けて加速しました。アメリカもナショナリズムに向けた4年間が始まるかもしれません。。。日本はいい意味でアメリカから独立するチャンスの幕開けなのかも。

世界がどんな情勢であれ、母国を離れて第2、第3国に住む難民や移民の人々が1日でも早く平和で幸せに暮らせますように。皆さんよいお年をお迎えください。

先週ミャンマー、ヤンゴンのインヤ湖にて撮影。

2016年12月25日日曜日

メコン地域開発研究会@ヤンゴン

ミャンマーのヤンゴンに滞在していました。最近ニューオーリンズに戻ったため時差ぼけがひどく夕方の眠気が激しいです。

アメリカのユタ州立大学とミャンマーにあるNGOが主催するメコン地域開発研究会の公共政策についての勉強会に参加してきました。参加者はアメリカの大学院関係者、メコン地域(タイ、ミャンマー、カンボジア、ベトナム、中国、シンガポールなど)の大学や研究機関で働く研究者が参加しました。うちの大学はマーク先生が招待され、マーク先生の子分である私も招待を受けました。旅費から滞在費まで出してもらいありがたかったです。途中で少し日本の実家にもよることができ日本食を楽しみました。

ミャンマーのNGOが率先して公共政策に関する研究会を主催したことに感動しました。研究会の初日にはミャンマーの政府関係者や教育関係者がパネリストとして集まりミャンマーの公共政策(インフラの改善、村落開発など)の課題について議論されました。軍事政権の時にはこのような内容を公に話すことは難しかったと思うので、時代の変化を感じとりました。

宿泊先も会議場もセドナホテルという5つ星ホテルでした。人生で5つ星ホテルに泊まるの初めでした。こんなところにお金を使わなくてもと思うのですが、5つ星ホテルの会議場でさえも一日何度も停電(苦笑)。インフラはまだまだ改善しないといけないミャンマーでした。
セドナホテルの外観

ホテルのプール

ホテルエントランス

セドナホテル前にできた新しいショッピングモール、ミャンマープラザ

2016年12月1日木曜日

博士号取得候補者へ

あっという間に12月になろうとしています。

アメリカはご存知のようにトランプ氏とヒラリー氏の選挙があり、トランプ氏勝利から一時期は街も学校もお葬式のように暗かったです。ニューオーリンズは民主党の街です。

今年のThanksgivingは家族とは一緒に過ごさない人も多かったようです(大学院の友人の中にも結構いました)。Thanksgivingはアメリカ人にとって家族と集まる大事な行事です。
友達や教授陣の中でも家族内で民主党支持者と共和党支持者に分かれ口論になった家族があったそう。アメリカのニュース番組でも選挙が家族内の不和をもたらしていることが話題になっていました。

私はアメリカで5回目となるThanksgivingは教授のお家で過ごしました(今年はマーク先生のお家ではなく、別の大好きな教授のお家に招かれました)。5回目のThanksgivingを迎えるにあたり、アメリカに住んでもう4年以上も経つことを身に染みて実感していました。まさかこんなに長くアメリカに住むとは思っていませんでした。

そのThanksgivingのあと、Dissertation Prospectus Defense(研究提案の口頭試問)に無事合格し、PhD Candidate(博士号取得候補者)になることができました。アメリカの博士課程では総合試験のあと、Dissertation Prospectus Defenseに合格して初めて博士号取得候補者になり、博士論文を書くことができます。さらに卒業の道が近づき嬉しいです。2016年の目標は総合試験に通り、Prospectus Defenseに合格して博士号取得候補者になることだったので、無事に目標を達成し満足です。目標の3年でPhDを取得することは不可能ではないと思います。来年卒業を目指し、残りも手を抜かず研鑽したいと思います。