このテーマを書こうかどうか迷っていましたが、戦争、難民問題に関心があるので書こうと思います。
安全保障関連法案が先週可決されました。あっという間に可決されびっくりしました。夏までに法案を通すと米国議会にスピーチで約束した首相。
アメリカではこの日本の法案を快く受け止めているように感じます。ニューヨークタイムズの記事やアメリカ人のコメントを見てわかります(下に記事)。
アメリカ議会でのスピーチや記事を読んでまるでアメリカはジャイアン。日本はスネ夫のような子分に感じてしまいました。
私がこの法案に対してどのように受け止めているかは別として、違憲だと散々非難されたのに強行採決されたのでは最高法の憲法の意味が全くないのではないかと思っていました。こんなに急いで可決するとはジャイアンにプレッシャーをかけられたのか?
首相、日本政府がこの法案を通したかったのであれば憲法改正からすべきだったと思います。
仮想敵国の中国やイスラム国に侵入されたらどうするのか、戦争はしたいくないなど色々議論はあると思います。この点のうち、中国との外交について私の意見を述べたいと思います。
日本は中国を威嚇する外交から経済の強靭なパートナーとして関係を強固するべきだと思います。どれだけ日本が防衛しても、軍でも経済の面でも到底、勝てる相手ではありません。アメリカに留学して3年たち思うのは野心を持った優秀な中国人留学生の数の多さです。アメリカのアジア人人口で一番多いのは中国人、次いで韓国人です。留学をしてる私が言うのもなんですが、日本の経済は中国と反対にどんどん衰退して行くでしょう。優秀な日本人留学生の数は中国の留学生15-20分の1、もっと比率は小さいと思います。中国はいつか経済バブル崩壊に陥るかもしれませんが、今世界中の投資家にとって魅力な市場です。日本が中国にとってアメリカのようになくてはならないパートナーになり、Win Winの関係を作れば侵略の危機にびくびくすることも減るのではないのでしょうか。
今の中国人留学生の大半が安倍首相を嫌いです。これはまずいです。
この法案が最終決定された場合、懸念するイベントはアメリカの大統領選です。2016年オバマ政権は終了し、新しい大統領が決まります。もし共和党の戦争好きなブッシュ大統領のような人物が大統領になればアメリカから日本も戦争に参加してくれないかと言われる日が近い将来来るでしょう。そしてジャイアンの要求にスネ夫は逆らえない((((;゜Д゜)))
アメリカに住んでからイラクで地雷を踏んで事故に合い耳の聴力を失った米国人、アフガニスタンに派遣され気性が荒くなった米国人の学生さんに会いました。どちらも今の大学の生徒でした。アメリカにいると戦争が本当に身近に感じます。戦地に派遣されるアメリカ人、戦争で逃げてきた多くの難民が住む国、アメリカ。日本も近い将来アメリカみたいな国になるのか?ぞっとします。日本学生支援機構の奨学金が返済できないなら戦地へ行って下さいみたいなお手紙が来る日があるかもしれません。。。
私の意見は法案を白紙に戻して、憲法改正の根本的なところから話し合いをしてほしいです。憲法改正が必要か今はわかりません。でも戦後70年目議論する余地はあると思います。