2015年4月12日日曜日

Houstonの旅 続編

4月に入り、スーパー忙しいモードに入ってきました。今25ページあるペーパーを2本抱えていて、ヒューストン調査のプロポーザルも仕上げなければならず、本当に忙しいです。5月第2週目までに計50ページのペーパー(1本は英文雑誌に投稿します)を提出するのと、3つのプレゼンテーション、疫学上級編と上級研究分析コースの宿題と疫学上級編の最終試験があります。本当にどうしよ!!ってくらいあせっています。やばい。時間が足りないです。

論文投稿する予定の分析はRandom Effect Probit Modelを使い、はじめてのパネルデータ(5年分のニューオーリンズに住むベトナム系アメリカ移民のデータ)の分析なので本当に難しい。かっこいい分析方法に挑戦中です。

さて、ヒューストンの続きを書きます。

いろんなNGO関係者や牧師さんにも会ってきたのですが、問題はたくさんあるようです。戦争から逃れて難民キャンプで暮らしてきたカレン族の皆さんは読み書きを習う機会を戦争によって奪われ、ヒューストンに定住した半数(特に30代以上の夫婦)近くのカレン族難民は母国語の読み書きができません。当然、英語を話すことは難題です。

またその子どもたちで難民キャンプの教育で育った子どもたちは、米国の高等教育についていくことができず、ほとんどの子どもたちが米国の高校に入学しても卒業することができないということです。そうなると、まともに定職につくことができず、 と殺(豚や鶏を殺す農場)場などでしか就職先がみつからないそうです。

私のプロジェクトにリサーチアシスタントとして働いてくれるカレン族の女性は、通信大学で公衆衛生修士課程に所属し勉強している学生さんです。米国に定住したカレン族の中でも珍しく成功している事例だと思います。彼女は難民キャンプの孤児院で育ったらしく、ご両親がいません。独りで米国に移り住み、第2の人生を歩むことに決めたそうです。まだこの学生さんには会ったことがないのですが、会うのが楽しみです。がんばっているカレン族出身の女性と聞いて応援したくなりました。

春セメスターが終わるまであと1ヶ月。よっしゃがんばろう!




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