ニューオーリンズは日に日に温かくなり、本日は最高で摂氏25度でした。この湿気と暖かさによってタイを思いだします。
さて、先学期に書いて出した研究提案書が通り、テキサス州ヒューストンに住むミャンマーからのカレン族難民とその健康について研究することが決定しました。
嬉しいことに大学院内にある研究機関から3000ドルの賞を受賞することができました。博士1年目で受賞したのはおそらく私だけ。3000ドルだけでは足りないので、また他の研究費を申請しています。私が主研究者としてプロジェクトをひっぱって倫理委員会に書類を提出したり等忙しくなりそうですが、この機会に頑張りたいと思います。
また担当教授のマーク先生が出したNIH(アメリカの保健省研究機関)の助成金も同時期に通り、ハーバード大学とミシガン大学の共同プロジェクトが実行されることに決定しました。大きなプロジェクトで内容はハリケーンカトリーナから10年を迎えるベトナムコミュニティーについてです。これで私も今年の後半は研究助手として働けそうです。
しかし、いいことばかりだけではなく先月は博士論文の内容(博士論文はタイとミャンマー国境の結核、HIVについてです)についてや、担当教授のマーク先生は果たして私の将来の論文に支持してくれるのだろうかと考えると眠れない日もありました。
先生とも話し合いだいぶ不安は軽減されたのですが、最近思うのは早く卒業して現場で働きたいです。
目標基準をあげ、今は3年以内に卒業することを考えています。その間に5本以上の論文を雑誌に投稿することと、アメリカで看護師免許を取ろうかと無謀なことも考えています。私は日本で看護師として5年近く働いてきたのに、恥ずかしながら医療英語に自信がありません。劣等感に打ち勝つためにもせっかくアメリカで長期滞在しているので、挑戦してみようと思っています。まずは夏休みに試験勉強をはじめようかと計画中です。
博士課程をいかに効率的に早く卒業するか、ハウツー本も買ってみました。下がリンクです。
The Smart Way to Your PhD: 200 secrets From 100 Graduates
面白くて1週間でほぼ読み終えてしまいました。
博士の学生は皆同じようなことで悩んでいるんだと思うと安心しました。how to deal with difficult peopleみたいな内容もあり、笑えました。
このブログを読みアメリカの博士課程で公衆衛生を勉強したいと思っている方、この本からも学んだのですが公衆衛生を含む社会科学や文系の大学院はお金がありません!
アメリカの博士課程の学生は給料をもらい、授業料免除があたり前と思っている人がいるかもですが、それは科学と数学を勉強している人の世界です。社会科学を勉強したい人は大学のお金をはじめからあてにせず、まず給付の奨学金を日本で獲得することを考えたほうがよいです。
給付の奨学金を自分からとってきたほうが、大学にも振り回されず(大学のプロジェクトに関する論文を書かなければいけないとか)、縛りがなく自分の興味があるテーマで勉強できると思います。私も実際そう感じています。
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