1ヶ月近くブログを更新していませんでしたが、無事生きています。忙しく過ごしていたらあっという間に10月末になってました。
私の一日は下記のような感じです。
6:00 am 起床、朝ごはん。出かける準備
7:00 am 学校へ
大学のシャトルバスに乗るかあるいは自転車で学校まで20分
7:30-10:30 am メールの返事。授業の指定された論文を読む
10:30-12:00 am 授業
12:00-1:00 pm お昼ご飯
1:00-2:30 pm 授業
2:30-7:00 pm 授業の振り返り。次の日の授業の準備(リーディングを読む)、授業の宿題。
来月の米国公衆衛生学会の発表パワーポイント作成
7:00-7:20 pm 帰宅
7:20-8:00 pm 夕食(自分で作ります)。翌日のランチを準備(学校へ持っていきます)
8:00-9:00 pm ぼーっとする。家の掃除。
9:00-10:00 pm 論文を1~2本読む。
10:00-10:30 pm お風呂
11:00 pm 就寝
ほとんど勉強しかしておりません。この生活とリサーチアシスタントやティーチングアシスタントをはじめると忙しさが増しそうです。。。
昨日はテキサス州の保健局の方とマーク先生と他の博士の学生(新リサーチプロジェクトメンバー)とともにスカイプミーティングをしました。テキサス州は年間7000人近い難民(イラク、ミャンマー、ブータンなど)を受け入れています。ミャンマーのカレン族だけで2000人!すごい数です。
保健局の人は自分たちだけでこれだけの難民を見ることは実質不可能なので、NGOにフォローアップを委託しています。
驚くべきことに、米国に到着した難民は3か月間、保健局の無料の難民クリニックに受診できるそうですが、3か月後からはMedicaid(日本で言えば生活保護)あるいはRefugee Medical Assistanceに保険を切り替えなければいけません。
NGOだけがその保険のフォローアップをしているのですが、実際保険を切り替えているのか、難民が働きだしたら会社の保険に変えなければいけないので、それもどのようにされているのかはテキサス州保健局もフォローできていないそうです。
テキサス州の方によると、カレン難民の健康問題で一番多いのは、栄養失調、B型肝炎、メンタルヘルス(戦争による心のトラウマ、鬱)、ファミリープランニング(家族計画)、結核などだそうです。
他にもテキサス州の難民クリニックで働いている医師と電話会議をしたのですが、カレン難民の中には貧しく売春婦として働いている人や、違法ドラッグなどの売買者になったりと困難な状況で暮らしているも結構いると言っていました。
自分がタイでみてきたミャンマー、カレン族の皆さんがどのようにして米国で過ごしているか今後も勉強していきたいです。
Today's research is tomorrow's program. (今日の研究は明日のプログラムです)。
この言葉はUSAIDからのゲストスピーカーがプレゼンで残して言った言葉です。
知的探求心を満たすリサーチではなく、問題をどうすれば解決できるか役に立つリサーチにしたいです。
2014年10月31日金曜日
2014年10月6日月曜日
米国に住むミャンマー、カレン族について
10月に入りニューオーリンズは少しずつ涼しくなりはじめました。秋セメスターの進むスピードは速く、12月上旬にセメスターが終わるまであと2カ月。
私の勉強するスピードが遅いのか、リーサーチアシスタントとして与えられた私のオフィスに土日も居座り勉強しています。タイの前職で出した論文の1つのレビューアーのコメントが戻り、論文を修正しなければいけないのと、今の指導教官(マーク先生)とともに新しい研究を立ち上げるため時間のやりくりが大変です。
新しい研究というのは、マーク先生に先日Independent Studyをさせてほしいと相談しました。Independent studyというのは博士論文とは違うテーマを独自で研究するというものです。私が今考えているのは、アメリカへ第三国定住したミャンマー、カレン族の移民の心の健康をテーマに勉強したいと考えています。現在タイ・ミャンマー国境にある難民キャンプからの難民が第三国(米国)へ定住するプログラムは難民帰還に向けた方針もあり、2014年1月より終了しています。過去、この米国には何万人ものミャンマーからの難民が第三国定住を希望し、米国で移民として新しい人生を歩んでいる人たちがたくさんいます。ニューオーリンズから飛行機1時間で行けるテキサス州のヒューストンには大きなカレン族のコミュニティーがあるそうで、実際テキサス州は米国の中で一番多くミャンマーからの難民を受け入れてきました。
米国に移り住んだカレン族中には大学に進み無事就職先もみつけ、安定した生活を送っている人もいますが、コミュニケーションバリア、西洋文化への適応の難しさ、雇用者などによる差別により悩んでいる移民はたくさんいます。実際私のカレン族出身の友達も上記のような問題で、いつかはミャンマーへ帰りたいと言っていました。
彼らの精神衛生は難民キャンプにいるときと比べどう変わったのか?米国で第2の人生を歩むという選択をして心の健康は上向きになったのか?現在に難民キャンプに住むカレン族の方々へも調査をし、帰還へ向けての精神状態の準備はできているのか、探究したいと考えています。できれば自発的に帰還した難民の声も聞けたらと思っています。
この私の研究アイデアを聞いたマーク先生は「おもしろい!興味があるから一緒に本格的にプロジェクトを立ち上げましょう」と言ってくれました。小さい額ですが、この研究のための学内にある助成金へ応募する機会もいただき、12月までに提出する予定です。しっかりとした研究土台を作り上げ、心の研究という一見質的のような研究を、量的に統計的手法を用い立証したいと思います。もちろん研究結果は今難民キャンプに住む難民と米国に住む移民の両方に役立つものとなるようにやり遂げたいです。
私の勉強するスピードが遅いのか、リーサーチアシスタントとして与えられた私のオフィスに土日も居座り勉強しています。タイの前職で出した論文の1つのレビューアーのコメントが戻り、論文を修正しなければいけないのと、今の指導教官(マーク先生)とともに新しい研究を立ち上げるため時間のやりくりが大変です。
新しい研究というのは、マーク先生に先日Independent Studyをさせてほしいと相談しました。Independent studyというのは博士論文とは違うテーマを独自で研究するというものです。私が今考えているのは、アメリカへ第三国定住したミャンマー、カレン族の移民の心の健康をテーマに勉強したいと考えています。現在タイ・ミャンマー国境にある難民キャンプからの難民が第三国(米国)へ定住するプログラムは難民帰還に向けた方針もあり、2014年1月より終了しています。過去、この米国には何万人ものミャンマーからの難民が第三国定住を希望し、米国で移民として新しい人生を歩んでいる人たちがたくさんいます。ニューオーリンズから飛行機1時間で行けるテキサス州のヒューストンには大きなカレン族のコミュニティーがあるそうで、実際テキサス州は米国の中で一番多くミャンマーからの難民を受け入れてきました。
米国に移り住んだカレン族中には大学に進み無事就職先もみつけ、安定した生活を送っている人もいますが、コミュニケーションバリア、西洋文化への適応の難しさ、雇用者などによる差別により悩んでいる移民はたくさんいます。実際私のカレン族出身の友達も上記のような問題で、いつかはミャンマーへ帰りたいと言っていました。
彼らの精神衛生は難民キャンプにいるときと比べどう変わったのか?米国で第2の人生を歩むという選択をして心の健康は上向きになったのか?現在に難民キャンプに住むカレン族の方々へも調査をし、帰還へ向けての精神状態の準備はできているのか、探究したいと考えています。できれば自発的に帰還した難民の声も聞けたらと思っています。
この私の研究アイデアを聞いたマーク先生は「おもしろい!興味があるから一緒に本格的にプロジェクトを立ち上げましょう」と言ってくれました。小さい額ですが、この研究のための学内にある助成金へ応募する機会もいただき、12月までに提出する予定です。しっかりとした研究土台を作り上げ、心の研究という一見質的のような研究を、量的に統計的手法を用い立証したいと思います。もちろん研究結果は今難民キャンプに住む難民と米国に住む移民の両方に役立つものとなるようにやり遂げたいです。
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