11月に入りタイ・ミャンマー国境のメソトの街は乾季に入ったものと思われます。もう1週間近く雨も降っておらず、朝と晩は20℃近くになるほど涼しくなってます。この季節が一番好きです。
ところでミャンマーは多くの少数民族からなる国です。この国境地域にはカレン族という少数民族が大多数住んでいます。「バルミョレ?(ビルマ語:何族ですか?)」と聞かれたら、私は「ジャパンルミョ(ビルマ語:日本人です)」と答えるのですが、私は日本人でも自分を「ビルメロ族」と名乗りたいなと最近つくづく思います。
ビルメロ族とは実はビルマ(ミャンマー)にメロメロになってすっかりはまり込んでしまった人たちをさすようです(日本ミャンマー友好協会やビルメロの会がこの民族名を考えたのかもしれない。ネット検索で由来は確定できず)。ビルマ関連の書籍を読むとビルメロ族と称される方々も結構でてきます。
私は2007年7にはじめてメータオ・クリニックで医療ボランティアスタッフとして働き始め、この国境に行ったり来たりの人生を始めてから、もうかれこれ7年目に入りました。どのくらいビルマにメロメロになっているのか以下指数を出します。
東京で働く私―幸せ度60%
看護師として東京で働いていた私はまずまずの給与をもらい、買い物、友達との楽しい外食など何不自由なく暮らす私。でも何か足りません。
米国で勉強する私―幸せ度80%
興味ある国際保健を思いっきり勉強でき、幸せ度やや上昇。勉強&テストに追われ、また欧米人の自己主張についていくために時々どこか無理をしているかもしれない私。
タイ・ミャンマー国境で働く私―幸せ度120%
国境のミャンマーの人々の笑顔にメロメロになっている私。ミャンマーのみならず、タイの食事、文化も好きなため幸せ度が一気に上昇。もはや測定不能。
今も例年のごとくタイ人&ミャンマー人友人夫婦の家に住み、2世帯の家族と暮らしています。離れのバンガローに一人住んでいるのですが、夕食は母屋の家族とともに食べます。タイ人&ミャンマー人家族が「アイコーご飯食べるわよー!」と声をかけてくれます。
私はこの夕食の時間が楽しみで、まるで家族になったような気分です。特に一緒に住むミャンマーのおじいちゃん(80代)、おばあちゃん(70代)の笑顔には毎日癒されています。
研究所のスタッフや街でメータオのローカルスタッフなどに会ったときには、
「たらむ、をらげ~!(カレン語:先生、おはようございます!)」とみんな笑顔で挨拶してくれます。
その笑顔は伝染していき私まで満面の笑顔になります。これはビルメロ族の主な特徴と思われます。私も国境に住む少数民族、ビルメロ族として明日もがんばりたいと思います。
お久しぶりです。興味深い視点だなぁと拝読しながら感じていました。
返信削除今の自分についても考えてみたのですが、とにかく「休みたい!」と感じてしまう
毎日です。仕事以外を満喫する余裕がないことに対して、罪悪感をほんの少し感じてしまってますが、ひとまず、休めることができたら、それに対しても満足度数を上げるようにしてます。
お元気そうで、何よりです。
makoさん、いつもコメントありがとうございます。私も日本で働いているとき仕事以外満喫する時間がなく、毎日の幸福度が下がっていくことも多々ありました。幸福度をあげるために、「プール」をみてタイを思い出し楽しかった思い出に浸っていました。makoさんもまだプールを鑑賞されていなければ、ぜひご覧になってください!
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