2015年10月25日日曜日

ミレニアム開発目標評価

ニューオーリンズにきて先週はじめて、2日間連続徹夜で仕事をしていました。忙しかった理由はUNFPA (国連人口基金)のコンサルの仕事です。客員助教の先生とともにUNFPAのプロジェクトをしており、12月までに全ての任されたプロジェクトを終わらせなければいけません。

内容は国連が掲げたミレニアム目標指標5(妊産婦の健康改善)の評価です。アフリカ23ヶ国 (東と南アフリカ地域が中心で、ケニア、エチオピア、ザンビア、レソトなどなど)の妊産婦に関する1990年から2015年までのデータを私ひとりで全て集めグラフを作るなどの仕事をしています。データはDHS、国連ミレニアム開発目標指標Webサイト、UNAIDSなどから集めています。先週作ったグラフ数は400近くです(汗)本当に疲れました。。。まだグラフを作っています。

ミレニアム開発目標は12月までに終了、評価され、今年9月に国連で採択された持続開発目標に移行される予定です。

ミレニアム開発目標の評価に関わり思ったことはグラフでみるとアフリカ23ヶ国の多くが妊産婦の健康改善に努めてきたことがわかります。達成できなかった目標はあったとしてもグラフでみればその変化は顕著です。

下のグラフは私が作った南部アフリカ地域10ヶ国の妊産婦の死亡率のグラフです。10万人の出産あたりに亡くなる妊産婦の割合を示しています。1990年アンゴラ(黄色ライン)では1400人近くのお母さんが妊娠出産に伴い亡くなっていたのに対し、2013年には500人近くまで下がっています。日本は10万人あたり4人のお母さんが亡くなる統計になっています。

勿論未だにこんなに沢山のお母さん達の尊い命が奪れているのは信じられない悲しい事実です。それでもなお、グラフでみると驚くほどに死亡率が下がっていることがわかります。

ミレニアム開発目標評価に関わるとは思ってもみませんでしたが、モニタリング評価をこれからも仕事の中心にしていきたいと思っているので、12月まで頑張って仕事と勉強を継続していきたいと思います!



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