最後は肉体的にも精神的にもちょっと落ち込んでしまいました。
WHOとの会議は思ったよりも緊張することなく、1人でもうまく切り抜け、なんとか仕事のサポートもしてもらえそうな感じでしたが、やっぱり自分が働いたことがないミャンマー国内で仕事をするのは難しいです。役所的な手続きを終えておらず、会うべきはずだった方と会えなかったりもし、再びミャンマー国内に来ることになるかもしれません。私の上司には近々、出直してミャンマー出張だなと言われたので、なんとしてでもこのミッションをやり直さなければです。
ミャンマーの皆さんはとても大好きなのですが(私はビルメロ族ですし)、毎日の食事が本当につらいです。。。ミャンマー料理脂っこいので途中タイ料理が恋しくてつらかったです。
出張の大半はヤンゴンで過ごし、帰りにカレン州の州都パアンを通りぬけ、初めて陸路でタイへ戻りました。陸路で外国人がタイとミャンマーを行き来できるようになったのは去年の9月からなのです。
カレン州パアンまではヤンゴンからバスに乗り6時間くらいでした。行先はパアン経由下呂温泉!
嘘です!日本の中古バスを使っているからです。パアンには下呂温泉なんてありません(苦笑)
パアンの恋人たちが集う橋です。橋の後ろにはうっすらとパアンを象徴するゾエカビン山が見えます。
ゾエカビン山のふもとには1000体もの仏像が並び、この聖なるゾエカビンを古くから守っているそうです。
内戦だったカレン州に入って大丈夫なのですか?っと思われる方もいるかもしれませんが、パアンは昔は旅行者の移動の制限があり、入れなかったそうです。今は政府側のコントロールエリアなのでカレン文化とビルマ文化が混在したような街になっています。旅行するには全く問題はありません。
垣間見れたパアンにうっとりしながら、パアンからコーカレー、ミャワディー、メソト(タイ)とプライベートカー(10000チャット:約1000円)で5時間かけて移動しました。
悲劇は帰り道にありました。この帰り道は人生で経験したことのないほど、舗装が全くされてない土砂道を通り、山を何度も通りぬけ、まるでハリウッド映画のカースタントですかっ!って思うほどのドライブでした。崖がすぐそばにあり、崖に落ちている車も見えました(ひえ~冷や汗)。道がとても狭く、一通のため、隔日毎に上りと下りで分けて車が走っています。そのため毎日パアンからミャワディーに行けるわけではありません。一日おきなのです。
車酔いを大人になってから一度もしたことがない私がなんともグロッキーになってしまい、道中の写真を撮ることはできませんでした。前日に食べた脂っこい野菜炒めがこの車酔いに見事に当たり、何度嘔吐してしまったことか。。。もう二度と陸路でカレン州からは帰らないかなと思います。
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