またまた出張です。最近1ヵ月に一度はバンコクあるいはミャンマー国内へ出張しています。飛行機に乗る回数が多いです。飛行機嫌いの私にはつらいです。小型便に乗り揺れる度に半泣き状態です。客室乗務員のお姉さんの冷静さにいつも尊敬。揺れてる中よく笑顔でお客さんにサービスできるわ~と感心(いや、私が揺れる度に動揺しすぎなのでは苦笑)。
今はバンコクのドムアン空港です。夜行バスで早朝バンコクへ着き、バンコクにある本部へ立ち寄りパスポートをピックアップし(バンコクにある職場の本部がミャンマー入りのビザの手配をしてくれました)、今飛行機待ちです。
本当は飛行機待ち時間、拡大予防接種計画の論文を書き始めなければ!と思っていたのですが、眠くて断念。来週あたり上司に内容を見せなければならないのですが、夜行バス明けで眠いし、バンコクの炎天下を歩きまわり疲れたため、ブログを書いています(仕事放棄!)
飛行機の待ち時間中にミャンマー人の女性がミャンマー語で声をかけてきました。
女性「あなたもヤンゴンに行くのよね?」
私「はい。雨が降ってるので遅くなるかもしれないですね。」
女性「予定の搭乗時間を10分過ぎてるもんね」
「トイレ行ってきても大丈夫かしら?」「タイには何してるの?仕事?」などたわいのない話をしていると・・・
女性「あなたシャン州(ミャンマーの)出身よね?」
私「言ったかもしれないけど、私は日本人ですよ。」
女性「そうなの?日本人がそんなミャンマー語話せるわけないじゃない?シャンに違いないと思ってたわ。」
おいおい。バンコクの空港でタイ人がたくさんいる中で、どれだけ私はミャンマー人オーラを出してるのだろうと感じられずにはいられませんでした。
ミャンマー国内でもシャン州出身でつき通すか。前回はカチン族のふりをしてました(カチンの服を着ていたので)。。。
2014年5月6日火曜日
2014年5月2日金曜日
Pedagogy of the oppressed -国際協力の視点-
あっという間に5月ですね。Time is going faster and faster...
仕事もあと3か月を切り、こんな感じで全ての仕事を終わらせることができるのか日々プレッシャーです。特に拡大予防接種計画(EPI)プログラムの評価が大変で、昨日は副所長さん(オーストラリア人)であるプロジェクトの上司と夜10時半までEPIの評価レポートを作成していました。遅くまで仕事をしていましたが、上司が本当に素敵な女性で一緒に仕事をしていてとても元気がでます(二人とも昨晩はややハイテンション)。
今の仕事は上司にも恵まれ、とても勉強になります。ただ思うのは私したい国際協力の形って何なんだろう?と最近よく思います。
職場の米国人の友達に借りて読んでいる「Pedaogogy of the oppressed」Paulo Freire著はよくその私の疑問をとらえていると思います(この書籍は少しdenseです)。
今の職場は欧米諸国出身の医師が多くを占め、職場のデスクは本当に外国人ばかり。昔の私なら「めちゃくちゃインターナショナルな職場!かっこいい!」と夢をみていたかもしれません。
でも最近はちょっと違うんではないかと思いはじめています。私の上司であるフランス人の所長さんとオーストラリア人の副所長さんは本当に素敵な上司で、一緒に仕事をしていて苦でなく楽しいです。2人はこの職場につとめて20年あまり。ローカルスタッフの気持ちがよくわかっています。
その2人や少数の長期の欧米諸国のスタッフを除いて、海外から来た医師や研究者は、ローカルスタッフを上から見ているのではないかと思うのです。彼らが無意識に気づかないうちに。ローカルスタッフには自己紹介もしないし、挨拶もしない人もいます。もし白人同士だったら挨拶するだろうにと思うことが多々あります。
紹介した書籍のThe oppressed(抑圧されている人々)というのはローカルスタッフを指します。
書籍を簡単に説明すると欧米人が植民地支配をし、開発という名の下にローカルの人々をないがしろにしてきた。その植民地支配が終わった今でも、ローカルの人々の声をちゃんと聞いているのか?と言う点を書籍は投げかけています。
私はよく「何のために働いているの?自分のため?貧しい人を救うという正義感、優越感に浸ってるのか?本当にローカルの人たちと向き合い、一緒に問題解決しようと思っているの?誰がこの土地の主人公なの?」とよく思います。
もちろん、自分もThe oppressor(支配する側)になっているかもしれません。
この職場がイギリスの大学から形成され、またドナーもEUやイギリス政府等です。お金の関係からもDecision makerが欧米人になり、欧米優位になってしまうのもしょうがないかもしれません。
この職場は博士課程中も大変お世話になると思います。ですが将来私がフィットしているなと感じる職場ってどこにあるのだろう?といろいろ考える今日この頃です。
仕事もあと3か月を切り、こんな感じで全ての仕事を終わらせることができるのか日々プレッシャーです。特に拡大予防接種計画(EPI)プログラムの評価が大変で、昨日は副所長さん(オーストラリア人)であるプロジェクトの上司と夜10時半までEPIの評価レポートを作成していました。遅くまで仕事をしていましたが、上司が本当に素敵な女性で一緒に仕事をしていてとても元気がでます(二人とも昨晩はややハイテンション)。
今の仕事は上司にも恵まれ、とても勉強になります。ただ思うのは私したい国際協力の形って何なんだろう?と最近よく思います。
職場の米国人の友達に借りて読んでいる「Pedaogogy of the oppressed」Paulo Freire著はよくその私の疑問をとらえていると思います(この書籍は少しdenseです)。
今の職場は欧米諸国出身の医師が多くを占め、職場のデスクは本当に外国人ばかり。昔の私なら「めちゃくちゃインターナショナルな職場!かっこいい!」と夢をみていたかもしれません。
でも最近はちょっと違うんではないかと思いはじめています。私の上司であるフランス人の所長さんとオーストラリア人の副所長さんは本当に素敵な上司で、一緒に仕事をしていて苦でなく楽しいです。2人はこの職場につとめて20年あまり。ローカルスタッフの気持ちがよくわかっています。
その2人や少数の長期の欧米諸国のスタッフを除いて、海外から来た医師や研究者は、ローカルスタッフを上から見ているのではないかと思うのです。彼らが無意識に気づかないうちに。ローカルスタッフには自己紹介もしないし、挨拶もしない人もいます。もし白人同士だったら挨拶するだろうにと思うことが多々あります。
紹介した書籍のThe oppressed(抑圧されている人々)というのはローカルスタッフを指します。
書籍を簡単に説明すると欧米人が植民地支配をし、開発という名の下にローカルの人々をないがしろにしてきた。その植民地支配が終わった今でも、ローカルの人々の声をちゃんと聞いているのか?と言う点を書籍は投げかけています。
私はよく「何のために働いているの?自分のため?貧しい人を救うという正義感、優越感に浸ってるのか?本当にローカルの人たちと向き合い、一緒に問題解決しようと思っているの?誰がこの土地の主人公なの?」とよく思います。
もちろん、自分もThe oppressor(支配する側)になっているかもしれません。
この職場がイギリスの大学から形成され、またドナーもEUやイギリス政府等です。お金の関係からもDecision makerが欧米人になり、欧米優位になってしまうのもしょうがないかもしれません。
この職場は博士課程中も大変お世話になると思います。ですが将来私がフィットしているなと感じる職場ってどこにあるのだろう?といろいろ考える今日この頃です。
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